事業再構築採択例:3Dデジタル製造による旧車部品の提供
3D製造の可能性を探り活用する!
「有限会社ヤマモトレーシング」
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■事業再構築補助金申請の背景
知る人ぞ知るオートバイ エキゾーストブランドの「YAMAMOTO SPEC-A」
しかし、オートバイもいずれは電動化に・・・・
新車販売に伴う社外マフラー需要は必然的に減っていく可能性が高い。
そこで目をつけたのが「旧型2輪車の補給部品」
「3Dスキャン⇒CADデータ化⇒3Dプリントによる実製品製造」
従来のUV硬化樹脂は対候性に課題があり実製品の製造には不向きでしたが、現在は耐熱性(300℃)・対候性・高剛性(引張強度81Mpa )の3Dプリンティング樹脂素材が出ており、これは十分に自動車外装品の採用に耐えうるスペックと言えます。
【設備投資の実行】高性能小型3Dスキャナー・スキャンスタジオ建築
■今後の展開
「旧車補給部品のマーケットの開拓」
自動車業界はモデルチェンジや生産中止で量産期間を終えた後も補修用の部品を供給する義務を負っています。 その期間は一般的には量産の打ち切り後10年~15年に決められていることが多く、その間は設備や金型などを廃棄することができません。
特に趣味の乗り物であるオートバイに関しては、国内登録台数約160万台のうち、約30%が車齢20年以上の車両であることが報告されています。
3D技術が発達し、リバースエンジニアリングの技術が高度化する中で、旧型2輪車の補給部品はひとつのマーケットになる事を考え、新たな取組みにチャレンジしています。